かつお節や昆布を使った本物のおだし文化を、次代の子どもたちに伝えたい。化学調味料による味付けではなく、天然のだしそのものの味わいを発達過程で知ってほしい。 こうした思いから、日鰹はこの度社会貢献の一環として、堺市市立浜寺小学校にご協力をいただき、「かつお節とおだし」をテーマとした食育の体験授業を開催。2月の初旬、6年生を対象に3日間に分けて実施しました。

かつお節の歴史と製法を紹介する第1部では、鰹や鯖の節を各テーブルに用意して、子どもたちに実際に触ってもらいました。本枯節の製造過程にカビが使われていると聞いた子どもたちは、「えっ、カビ！？」と驚いた様子でした。

第2部は、実際におだしをとり、お吸い物を試食することで「うまみ」を体感してもらいました。上質な昆布と花かつおでとったおだしについて、「かつお節の香りがすごくする」「なんだかしあわせ」など、おだし本来の味わいをそれぞれに感じてもらえたようです。 今回の体験をきっかけに和食文化に興味をもち、毎日の食生活を大切にする気持ちを身につけてもらえればと思います。